夜は小さなふたりのために

管理人:藍原ユウキさま

 
使用ツール:吉里吉里2/KAG3 / クリア時間:約1~1.5時間
攻略人数:?人 / ED数:2種類+α

※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
吸血コウモリのトリス(名前変更可)とレトは、吸血鬼プルートの眷族としてずっと共に過ごしてきた。
が、ある日レトはプルートの元から「独立」し、遙か北の森にある古城へと旅立ってしまう。
一言の別れも告げてもらえなかった事に気落ちするトリス。
しかし主の計らいでレトに忘れ物を届ける事になり、その小さな身体でひとり北を目指すのだった。

レト :元は主人公と同じ主に仕えていた吸血コウモリ。力をつけ、主から独立した。
クロー :旅の途中で主人公を助けてくれた狼。魔女の呪いで姿を変えられているが、元は人間。
イリヤ :北の町で暮らす少女。魔女にさらわれた姉を救出するため、主人公らと同行する。



【感想】
★★☆☆☆ :糖度
☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★ :シリアス度

2012年ハロウィン作品『贄の羊に牙を立てて』の続編かつスピンオフ作品です。
今作は正確にはハロウィン作品ではありませんが、前作との関連性から
ハロウィン作品カテゴリにも入れさせて頂きますね。
主役は前作ヒロインに仕えていたコウモリの少女となり、前作ヒロインは会話中に名前が出てくる程度。
が、その名前も前作に合わせてちゃんと変更出来るようになっています。嬉しい配慮ですね!
また、前作に合わせてレーティングが15推となっていますが、今作そのものには年齢制限要素はありません。

前作同様、最近のお祭りハロウィンとは一線を画す重く厳かな雰囲気が全体に漂います。
感情を荒げるキャラクターはほとんどおらず、本当に静かに静かに物語は進行していきまして。
かと言って決して中だるみする事はなく、キャラクターの軸がブレる事もなく、
最後までしっかりと世界に引き込んでくれました!
主人公はどちらかと言うと臆病でネガティブ思考の女の子。
が、そのネガティブ加減がちょうどいいと言いましょうか(何か変な表現だわ…)。
このタイプの主人公ってあれこれ考え過ぎてなかなか話を進ませない傾向があって、
プレイヤーとしてはそれを歯がゆく感じる場合もあるのですが、
この作品では全くそんな印象を受けなかったんですよね。
きっと作者様がしっかり文章を推敲してくださっているんだろうなぁ、と推測しています。
丁寧なお仕事っぷりを感じます。
冒頭、縦書きで台詞を表示するシーンが映画のワンシーンのようで印象的。

主人公はレトが大好きなようなのでてっきり攻略対象はレト1人かと思っていたのですが、
プレイしてみると少々様子が違いました(なかなかレト出てこないし(^_^))。
これは…誰を攻略対象と呼ぶべきなのか…!?
選択肢は1つのみで、それによりクロールートかイリヤルート(not百合ED)かに分かれます。
ただ、それならこの2人が攻略対象なのでは?というと、それも何か違う気がして…。
私としては、最終的に可愛いコウモリ2人の行く末をニヤニヤ見守るお話だと思っております。
主人公とレトの想いにはだいぶ差があるようですが、レトには何とか頑張ってほしいですね~。
…いや、彼はあのツンデレっぷりがいいのだから、頑張(って大人にな)るのは主人公の方かな?



■クリスマス小話パッチが期間限定配布されていました。
 現在は本体にも反映されていますが、旧ver.をお持ちの方はパッチのみのDLも可能です。

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