ブラッド教授の笑わない助手

管理人:砂原みたけさま new
内容:お菓子をねだる駄々っ子教授と渋々ながらも奔走する助手の探索ADV
使用ツール:WOLF RPGエディター / 1周プレイ時間:約10分 / ED数:3種類


【あらすじ&登場人物】
主人公・イザベラ(名前変更可)は黒魔術を研究するブラッドリー教授の助手。
甘いものが食べたいという教授のため、屋敷にある材料でお菓子を作ることになったのだが…。

ブラッドリー :黒魔術研究のため主人公と共に人里離れた屋敷で暮らす、自称・天才教授。


【感想】
★★★☆☆ :糖度
★★★☆☆ :コミカル度
☆☆☆ :シリアス度

こちらの作品、「お菓子」「黒魔術」などのワードからハロウィンゲームかと思っていまして、
秋頃には既にクリア済だったりします。
が、実際プレイすると主人公の作るお菓子が全てショコラ系ということもあり、
「これ、むしろバレンタイン向きでは?」と感じるようになりまして。
この時期までレビューを温存していた作品なのでした。
(特に何かの季節イベントものと明記されている訳ではないんですけどね)

表情筋が全く機能していないヒロインと、その上司でやや自信過剰な若き天才教授のお話です。
教授の唐突な要求により、渋々ながらお菓子を用意することになった主人公。
手始めに本棚でレシピを調べてみると、レシピページには何やら不自然な折り目が…という流れ。
無表情なヒロインはもともと心の機微に疎い子なんだろうな、
教授はプライドが邪魔して素直になれないタイプで、そんな2人のすれ違い日常の1コマを描いた
物語かな―というのが当初の印象でした。
実際、どのEDも最後は微笑ましい結末で、恋愛成就とまではいかずとも
「ブラッド…頑張れ……!」と彼側を応援したくなります。スチルの照れ顔可愛いv
しかしながら、過去の2人には何となく含むものがありそうで。
そこにモヤモヤしていたら、おまけで読める“あるモノ”によって知られざる真実の断片が…!
ああ、だから黒魔術なのか。ああ、だからヒロインは無表情なのか。
ああ、だから2人きりの引きこもり生活だったのか―…と見事に伏線が回収されていきます。
本編はクスッと笑えるくらいライトでほのぼのした話なのに、隠された設定が意外と重い…!!
でも、それによりますますブラッドの健気さや一途さが伝わって、きゅんとさせられてしまいました。
そもそもの発端に関する謎は残りますが、2人の生活が今後も平和で穏やかであれと願うばかりです。

レシピを確認した後は屋敷内を探索し、お菓子の材料を集めます。
探索個所は少ないし、アイテムの場所も判り易くなっているのでさほど迷うことはありませんが、
ところどころ魔物(?)に邪魔されて取れないアイテムにはひと手間必要ですね。
「〇〇液体」だの「××粉」だの明確に何と判らない怪しい代物も見つかりますが、
一応全て食品なので安心して投入しましょう。アイテムの正体はEDを見ると判明しますよ。

カルダモンズ・ホラーハウス

管理人:砂原みたけさま
内容:奇妙な館で行方不明になった神父様を捜す短編ADV
使用ツール:WOLF RPGエディター / 1周プレイ時間:約40分~1時間 / ED数:2種類


【あらすじ&登場人物】
ごく普通の平和で小さな村。
その村のはずれに、ある夜突然 謎の洋館「ホラーハウス」が現れた。
村の神父が館の調査に出向いたものの、彼はそのまま消息不明に…。
神父の身を案じた村の少女アンゼリカは尻込みする村人達に痺れを切らし、
単身ホラーハウスへと向かうのだった。

アンゼリカ(名前変更可) :主人公。村で機織りをして暮らす少女。怖がりでおどおどしがち。
神父 :村の教会で働く若い聖職者。真面目で穏やかな性格で、主人公からの信頼も篤い。



【感想】
★★☆☆☆ :糖度
☆☆☆☆ :コミカル度
★★★ :シリアス度

こちらも特にハロウィンものではなく、そもそも今年春には既に公開されていたのですが、
でもやはり今の時期にプレイするとぴったりじゃない?とずっと思っていた1作です。
乙女ゲーではありませんが、ほんのり男女の恋愛要素があります。
神父様の教派、妻帯OKだったらいいなぁ~。

1時間前後でさくっとクリア出来る探索ADVです。
途中いくつかある神父様との会話によって彼の好感度が上下、EDが分岐する仕組みで
コンプするには多少周回する必要がありますが、それでも全体で2時間かかるかな?という
ボリューム。謎解きも容易でストレスなくプレイ出来ました!
物語序盤に「怖いものが好きか」という質問があり、返答次第で画面の明るさや脅かし要素の有無、
コレクション要素などが変わります。
私は全力で「はい」と答えた人間ですが(笑)、それでもそこまでの怖さは感じなかったですね。
むしろ登場するアレやコレやが可愛らしくてーv コミカルさすら感じられるほど。
壁のネコ】の【餌もらった】後の満足げな顔とか可愛くてたまらんぜよ…!(一部文字反転)
ED2つはどちらも納得の結末です。自分の人生に人知れず葛藤を抱えていた神父様の心に
どこまで寄り添えるかが鍵となるでしょう。ひねった選択肢はないので素直な心のままに!
どちらのEDでも最後に素敵な1枚絵が拝めます。

細かい点ではキャラドット絵にもご注目。
作中、主役2人が密着するシーンが何度かあるのですが、
その都度ちゃんと“そのシーン専用”のドット絵が使用されているんですよー。
しかも、ちゃんと目や手が動いてる! 感慨深げに瞼を閉じたり、腕が背に回ったり…。
個別の立ち絵を利用して、というのはよく見かけますが、こうやって絡みのドット絵を
しっかり作ってくださるのって意外と少ないと思うので、丁寧な作り込みが嬉しいですね。

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