KOKUTOU -招かれざる常連客-

管理人:大沼遼太郎さま&アイゼン伯爵さま

 
内容:殺人でも脱出でもサスペンスでもない“日常ミステリー” 第二章
使用ツール:ティラノスクリプト / 1周プレイ時間:約30分 / ED数:2種類


【あらすじ&登場人物】
港が見下ろせる丘にひっそりと佇む骨董品店。
この店にはアンティーク以外のモノが集まることがある。
それはどこにでもある些細な“日常の謎”。

今回の謎は少女が“取らなかったとある行動”から始まった。
『黒十さん見てくださいよ、窓際の席の女の人』 (制作者サイト様より引用)

黒十美鶴 :骨董品屋を営む男性。基本は面倒くさがりだが、興味を引かれる事にはのめり込む。
小倉柚葉 :黒十の店に出入りしている天真爛漫で好奇心旺盛な少女。実は財閥のお嬢様。



【感想】
★★★☆☆ :日常ミステリー度
★★★ :コミカル度
★☆☆☆☆ :シリアス度

前作『KOKUTOU -消えた初恋の謎-』に引き続き、こちらもフルボイス作品です。
相変わらず声優さん方の演技が素晴らしいー!
今作だけで物語はしっかり成立していますが、前作のネタバレが含まれるため
やはり第一章から順番にプレイされることをお勧め致します。

舞台は前作にも出てきたレトロな雰囲気漂う素敵な喫茶店。
ここである不思議な行動を取る(取らない?)客の少女を見かけて興味津々になった柚葉が、
黒十さんに彼女の謎の解明を迫る…といった展開です。
見ず知らずの他人の個人的事情にそこまで首を突っ込むものではないよ、と思わなくもないのですが、
そんな事を言っていては話が始まりませんからね(^_^)
黒十さんだけなら多少気にはなっても「ま、いっか」と放って帰りそうだし(笑)
(そしてそのまま忘れそうだし)
柚葉ちゃんの引っ掻き回し具合がお嬢様のワガママと映る1歩手前の実にいい塩梅で、
本当ナイスコンビだなぁと思います。ものぐさ男と好奇心旺盛娘…良い!(年の差具合も良いv)
今回の結末は謎を解明出来たトゥルーEDと出来なかったEDの2種類のみですが、
とある選択肢を選ぶと前作にも出てきた「あの人」のちょっとしたエピソードが最後に追加されます。
何やらまた続編でひと波乱起こりそうですね…!?
くだんの少女が残していった台詞も意味深で、彼女も今後重要な役どころになるのでしょうか。

今作では主役2人がお互いをどう思っているかが少し描かれていて、そちらも興味深かったです。
彼らなら恋愛云々抜きでも十分に楽しいコンビですが、今後の進展が気になるところですね。
それにしても、黒十さんに現代機器の何と似合わないことよ…!(笑)

KOKUTOU -消えた初恋の謎-

管理人:大沼遼太郎さま&アイゼン伯爵さま

 
内容:殺人でも脱出でもサスペンスでもない“日常ミステリー” 第一章
使用ツール:ティラノスクリプト / 1周プレイ時間:約30分 / ED数:3種類


【あらすじ&登場人物】
港が見下ろせる丘にひっそりと佇む骨董品店。
この店にはアンティーク以外のモノが集まることがある。
それはどこにでもある些細な“日常の謎”。

今回の謎はとある女生徒の初恋から始まった。
『消えたんですよ! 人が! 突然!』 (制作者サイト様より引用)

黒十美鶴 :骨董品屋を営む男性。基本は面倒くさがりだが、興味を引かれる事にはのめり込む。
小倉柚葉 :黒十の店に出入りしている天真爛漫で好奇心旺盛な少女。実は財閥のお嬢様。



【感想】
★★★☆☆ :日常ミステリー度
★★★ :コミカル度
★☆☆☆☆ :シリアス度

こちらはフルボイス作品です。
普段あまりボイスは重要視しない(←あるとじっくり聞いちゃってプレイが捗らないから;;)私ですが。
この作品はですね、あまりに声優さんとキャラクターのイメージが合い過ぎていて
軽く衝撃を受けたので言及せざるを得ない…!
どの方も声質・演技共に良かったのですが、特に黒十さん役の方が素晴らしかったですっ。
静かで落ち着きある中にちょっと気だるげな雰囲気を漂わせているのがキャラクターにぴったり。
バディを組む柚葉ちゃん役の方がこれまた透き通ったソプラノボイスで、賑やかな子犬っぽい印象で
(「黒十さ~んっ(>_<)」という焦れた言い方が最高に可愛いv)。
声だけでもう素敵な相乗効果を生み出しておられます。

謳い文句は“日常ミステリー”。
殺人などの大きな事件ではなく、誰しもの身のまわりに起こり得るささやかな謎を
解明していくストーリです。
謎としてはそれほど難解なものではなく、ミステリーに慣れている方なら
すぐ「あっ、こういう事かな?」と読めてしまうかもしれません。
が、そこは巧みにミスリードされていると言いますか。
私自身も正解を予想していながら「あれ、やっぱり違う…?」と最後まで確信が持てないままでした。
そして実はもう1つ、最初から提示されていたものとは別の、続編に繋がる大きな謎が
最後に仕掛けられています。
こちらはトゥルーEDでのみ明かされる形になっているので、依頼をクリアしただけで満足せず
最後まで謎を追及していきましょう。
(でも、依頼者からお礼の品をもらって控えめに喜ぶ黒十さんかわゆしvv)
文章中に最近ではあまり耳にしないワードが数ヶ所登場するのが若干ひっかかりましたが、
気にし過ぎですかね?
↑念のため調べてみましたが、あまり明確な解答は見つからず…

イラスト担当は『LIEBENDER』などでもレビューさせて頂いているアイゼン伯爵様です。
このブログ初期からお世話になっている方ですが、当時の画風の面影を残しつつ
更に洗練された絵柄と色彩になっておられて全く驚くばかりです…!

4号館の事件

管理人:キタノハツコさま

 
内容:大正ミステリ風ADV
使用ツール:自作 / クリア時間:約40分 / ED数:7種類

※制作サイト様のDLページはVector様TOPに繋がっています。個別DLページはこちら


【あらすじ&登場人物】
とある資産家の5人の愛人達に1棟ずつ与えられた煉瓦造りの屋敷。
その内の1つ「4号館」の主・四奈子は屋敷で下宿屋を営み、 3人の店子を住まわせていた。
ある冬の晩、店子の1人・新聞記者の房枝は、脱衣所で苦悶の表情を浮かべた男の死体を発見する。
が、彼女が気絶している間にその「事実」は何故か綺麗に掻き消えていた―!
自分の記憶を信じる房枝は同じく店子の1人・富士と共に、消えた死体の捜索を開始するのだが…。

四奈子 :20代後半。小股の切れ上がった感じの元芸者で、現在は愛人兼下宿屋女将。
富士 :20代前半。自称絵描きの青年。顔立ちはいいが、いつもやる気なさげ。金と力はない。
房枝 :20代後半。新聞社社会部の記者で、実力あり・愛嬌ありの職業婦人。極度の料理下手。
近藤 :70代前半。元時計職人。落ち着いた雰囲気の上品な男性。滅多に自室から出ない。



【感想】
★★★ :おしゃれ度
★★☆☆☆ :謎解き度
★★★★☆ :シリアス度

前半は3人称のビジュアルノベルで選択肢は存在しません。
後半は主に房枝の1人称で物語が進み、選択肢によりEDと1人称の主(視点)が変わります。
推理ADVではありますが、難易度は低く物語も短いので苦手な方でもクリアに手間取る事はないでしょう。
ファイルにヒント集も同梱されておりますので、フルコンプも簡単です。
「死体」「殺人」等の物騒な単語が飛び交いますが、残酷表現はありませんのでその点もご心配なく。

古さと新しさが調和したまさに大正浪漫な雰囲気と、小粋な登場人物たちがとても魅力的。
特に溌剌としたモダンガールの房枝と飄々としつつもどこかミステリアスな富士は、
対照的なキャラクターでありながらとても良いコンビに仕上がっていて好感度大でした v
立ち絵のイメージもピッタリです(キャラデザは『LIEBENDER』の絵師様と同じですね!)。
四奈子と近藤も外見では判断できない一癖も二癖もある人物で、物語に深みを与えています。
シナリオボリュームの割にはスチル枚数が多いのも嬉しい!
それにしても、プログラム(ツール)も自作ってスゴイですね~。
難しい用語にはカーソルを当てると説明が出るんですよ!文字が小さいのがちと難点ですが(汗)

富士と房枝のその後が気になる…と思っていたら、制作サイト様で番外編(小説)が公開されていて
こちらも嬉しかったですv エセ羊(笑)な富士が大好きだー!!



■管理人様の別サイトにて『4号館物語外伝』というミニゲームへのリンクも貼られています。
 4号館住人のその後がチラッと覗けますよ(立ち絵は別の方が描いておられますが)。


LIEBENDER

管理人:大沼遼太郎さま&アイゼン伯爵さま

 
使用ツール:吉里吉里2/KAG3 / 1周プレイ時間:約1.5~2.5時間
攻略人数:5人 / ED数:32種類


【あらすじ&登場人物】
吸血鬼に支配されたとある街。
この街では月に一度、住人の中から吸血鬼自身が選んだ“生贄”を彼の“食料”として差し出す習わしに
なっていた。
“生贄”に選ばれた者には拒否権はない
何故なら、たとえその者が街へ逃げ帰っても他の住人達がその逃亡を許さないからだった。
今回の“生贄”に選ばれたのは、教会の娘・マリー。
丘の上にそびえ立つ洋館へ招かれた彼女は、そこに美しくも哀しい1人の魔物の姿を見る…。

マリー :マリー編主人公。吸血鬼の“生贄”として選ばれた信心深い娘。
ハインリッヒ :ハインリッヒ編主人公。丘の上の邸に住む美しい吸血鬼。
ディートリント :吸血鬼に仕える執事。“生贄”にも優しく接する優雅な紳士。
ロザーリエ :吸血鬼に仕えるメイド。“生贄”のことを嫌っており、常に冷たい態度。
エトヴァルト :マリーの幼馴染。正義感が強く真面目な神父見習い。



【感想】
★★★★☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

こちらの何がスゴイって、まずはゲームの情報サイト(↑のバナーからどうぞ)ですよ。
一体どこの商業ゲームですか!と叫びたくなるほどの凝った作りです。

(現在はサイトが「S STYLE」様単独から「大沼屋」様に統合されたため、当ブログのリンクも
大沼屋様に統一させて頂きました。
新サイト様も素晴らしい作りであることには変わりありませんが…!)


物語はマリー(女性)視点からのものとハインリッヒ(男性)視点からのものがありますが、
最初はマリー編しかプレイ出来ません。
ハインリッヒ編を楽しむためにはマリーで一度クリアする必要があります。
ホラー系ではあるものの恐ろしさはそれほどなく、むしろ悲哀の方が色濃い感じ。
ちょっとでも怖いのはヤ!という方や流血を全く受け付けないという方以外は
大丈夫なレベルだと思います。
主人公の1人・マリーが実に生命力溢れていて、決して絶望しない姿に救いを感じます。
生き延びるための手がかりを求めて邸を探索するくだりは、謎解き要素も絡んでドキドキ緊張もの。
逆にハインリッヒは終始気だるげで厭世的…とその対照的な姿が絶妙でした。
BGMに流れるクラシック音楽もマッチしていて、ゲームの世界観にうっとり魅了されてしまうこと
間違いなし。
当然と言えば当然ですが、基本的には悲恋物語。救われないEDも多いです。
また、直接的な表現はないものの多少の性的描写も含まれますのでご注意ください。

全てのEDを見るにはかなりの根気を要しますが、一度クリアすればゲーム内から
攻略ページへのリンクが貼られますので、フルコンプはそう難しくないはず。
ダークな恋愛がお好きな方はぜひ吸血鬼の妖しい魅力に酔いしれてみてください。
クライマックススチルの美しさには本気でゾクゾクしますよ!


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Author:ユキ
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