病み世に光る

管理人:塩路ハルさま new
使用ツール:ティラノビルダーPro / 1周プレイ時間:約1.5~2.5時間
攻略人数:5人 / ED数:15種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
ここは男女逆転した『源氏物語』が史実として語り継がれている世界。

ごく普通の女子高生・ひかり(名前変更可)は平々凡々な毎日に少し退屈していた。
そんな彼女の元に、ある日突然千年前の世界から自分そっくりな和装の姫君が現れる。
何でもその姫は平安時代に生きた光源氏―「光姫」で、ひかりの元の魂の持ち主。
最愛の君が千年後の現代に転生したと知り、全てを捨てて追いかけてきたのだと言う。
その強い想いに感銘を受けたひかりは、彼女の身代わりとなって平安時代へ行くことを承諾する。
自分も姫のように深く愛せる大切な何かを見つけられることを願いながら―…。

光源氏 :平安の御世、その美しさから「光姫」と称えられた皇女。恋多き姫だが、実は…。
葵 :光姫の年下の許嫁。生真面目な性格ゆえ、奔放な婚約者と打ち解けられずにいる。
六条 :光姫の教育係であり恋のお相手の1人。雅な大人の男性だが、嫉妬深い一面も。
朧月夜 :右大臣家の六男で、左大臣側の光姫とは政敵。宮中で一、二を争う美貌の遊び人。
明石 :辺境の地で出会う受領ずりょうの息子。身分はそれほどでもないが、高い教養を持つ。
紫 :幼少時に光姫が義弟として引き取り、育てた若君。光姫の想い人に瓜二つらしい。



【感想】
★★★★★ :糖度
☆☆☆ :コミカル度
★★★★☆ :シリアス度

性別が逆転した『源氏物語』のキャラクターが登場する平安恋愛ファンタジー。
女性の美の基準は昔と今で異なっているようで、平凡な主人公や彼女にそっくりである光姫は
平安の世では絶世の美姫としてもてはやされる設定です(イケメン基準は現代と変わらず)。
某ルートでめっちゃ平安顔に似顔絵描かれる主人公が可愛いw

以前レビューさせて頂いた『ナイト・メアリー』でも感じたことですが、
作者様の作品は物語の設定がかなり重いにもかかわらず描写がとても軽やかなんですよね。
例えばこの作品だと、主人公が割と葛藤少なく現代を捨てたり、
知識のない平安時代でそれほどの苦労や不自由を感じず暮らせていたり。
(もちろんそれなりの描写はあるのですが、かなりあっさりめ)
そこが長所でもあり、同時に気になるところでもあるかなと思うので、
どっぷりシリアス展開に浸りたい方にはやや物足りないかもしれません。
逆に、濃密な愛憎劇でもさくさく読み進めたいという方にはとてもオススメ!
1人につき3種類のEDがあり、少ない選択肢で分岐するのでフルコンプも容易です。
ハッピーEDを複数持つキャラもいますがバッドEDはもれなく悲惨で、そのギャップがまた楽しかったり。
個人的には 六 条 先 生 激 萌 え 。 明石君も捨てがたいですがっ。
END1は鼻血噴きそうなくらい悶えたわ…!!(危ない)
六条は「光姫の恋人(情人)」という立ち位置です。なので、攻略対象が他の女性キャラと
関係を持っているのは嫌!という方には注意が必要ですが(実は彼だけではないけど…)
彼のルートは主人公が平安に来た意義を一番感じられるルートでもありました。
ゲームDLページにも書いてありますが、六条先生(と紫君)は後半に攻略した方が良いと思います。
この2人は本人ルートと他キャラルートで見せる顔がかなり違いますのでね。

立ち絵は男女共にキャラクターがしっかり描き分けられていて非常に見やすいです。
黒目黒髪のいわゆる“純日本人”風ばかりではありませんが、舞台はあくまで異世界ですしね。
1枚絵も多くて眼福なのですが、残念なことにCGリスト・EDリストがありません。
お気に入りシーンを見返したい方はセーブ機能を活用しましょう。

彷徨う並行

管理人:めかんさま&前田バルさま
使用ツール:LiveMaker / 1周プレイ時間:約15~30分弱
攻略人数:2人 / ED数:15種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
主人公は見覚えのない部屋で目覚める。
そこはまるで人がいる気配がなく、廃墟のように静かであった。
何故自分がここにいるのか、それ以前に自分は誰なのか何も思い出すことが出来なかった。
不安のあまりに泣きだしそうになる主人公の耳に、誰かの声が聞こえた。
(制作者サイト様より引用)

キンバリー :ふわふわ赤髪の青年。一見気さくだが、短気で感情の起伏が激しい。
シノメ :サラサラ緑髪の青年。淡々とした態度だが、甲斐甲斐しく主人公に尽くす。



【感想】
★★☆☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

EDごとにキャラクターの設定や世界観が大きく変わる、予測不能な乙女ゲームです。
まず、最初の選択肢で攻略対象どちらのルートに入るか早々に決定。
そこまでは非常に判り易いのですが、その後が…その後がっ!
「彼」が次に何をするか、何を言い出すか、終始ドキドキしながらプレイすることになります。
攻略対象2人はどちらもタイプの違うヤンデレ。
ヤンデレでこれをやられると面白さも緊張感もただならないですね…!
もちろん病まないルートも存在しますが、病み率の方が断然高いので心してください。
普段ならシノメのようなタイプに一直線の私ですが、この作品ではキンバリーがかなり好みでした。
あのくっそ面倒くさい性格!(←褒めてる) 判りにくい好意!!(←褒めてる)
その部分はどのルートでもブレていないのが実に愛しいのですよ~。
ちなみに、シノメはシノメで一貫して粘着質(←褒めてる)でした。笑

ED数は15と多め。ただし、そのうち5つは条件が整わないとルートが開放されません。
全て見るためにはまずどちらか1人を集中して攻略するのが近道でしょう。
ありがたいことに攻略メモがゲームに同梱されており、誰でもコンプは可能です。
が、選択肢はそれほど多くないので総当たりでも何とかいけるかと(私は自力でクリア)。
画面右上のランプは攻略対象の「愛情度」を表していて、これがルートの目安になります。
突然もう一方のキャラEDへ分岐する】ルートなどもあったりして、
最後までプレーヤーに気を抜かせない構成がニクいですね!(一部文字反転)

「Extra」にはEDリスト・CGリスト・キャラ紹介・あとがきなどが収納されています。
EDリストの各タイトルをクリックするとそのEDに対する作者様コメントも読めるので、
そちらも忘れずにご覧くださいね。
本編では皆無だったクスリと笑える要素がほんのちょ…っとだけありますよ^^


可惜夜奇譚

管理人:すうさま
←公式バナーが無いので素材をお借りして代用
内容:ヤンデレ兄妹が織り成す官能的なダーク和風ADV
使用ツール:ティラノビルダー / 1周プレイ時間:約15分 / ED数:2種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
両親亡き後、兄妹2人で寄り添って暮らしてきた色葉と雨音。
しかし、色葉は最近雨音との兄妹としては近すぎる距離を危惧していた。
これ以上は危険だ―そう己を律するも、妖しい色香を纏って自分を見つめてくる雨音に
色葉の自制心は限界に近づいていて…。

色葉(いろは) :雨音の兄。作家という職業柄、家に籠りがちで人間関係が希薄。
雨音(あまね) :色葉の妹。たった1人の身内である兄の世話をかいがいしく焼いている。



【感想】
★★★★ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

DL版とブラウザ版あり。
タイトルの「可惜夜」は「あたらよ」と読むようです(読めなかった…(=∀=;))。
「明けるのが惜しいほど素晴らしい夜」との意味どおり、
夜を中心に展開するシーンのそれぞれが何とも風流で、幻想的で、かつ官能的で。
うっとりとため息が漏れてしまいます。

近親要素あり(妹×兄)の和風恋愛ADVです。
最近は姉弟ものより兄妹ものにハマりつつある(笑)私にとって、
まさにどストライクに刺さる作品でございました! 和風というところが更に好み~。
主役2人のキャラデザがいかにも血の繋がった兄妹、といわんばかりに似通っていて、
宵闇を背に顔を寄せているスチルだけでもう背徳感がビシバシです。
加えて、雨音ちゃんの楚々とした外見と蠱惑的な表情のアンバランスさがたまりませんで!
アップのスチルではその繊細で美しい塗りの瞳に魅入られてしまいました…v 眼福。
また、文章も情緒的でしっとりとした趣があってですね、
静謐で冴えた空気の中で交わる情念と狂気の表現が艶めかしいことこの上ないのですよ。
直接の性的表現はありませんが、とにかく雰囲気が終始耽美でエロティックなのです。
これは性癖に刺さる人が多そうだ…!

EDは2つ。選択肢は複数ありますが、実質最後の選択肢が運命の分かれ道となるでしょう。
メリーバッドエンドでどちらにせよ救いがない…と思いきや、
考えようによってはどちらもハッピーエンドと受け取れるような気も。
TRUEエンドは割と予想できた結末だったのですが、BADエンドは…
「そう来たかー!」と意外な真実にゾクリとさせられました。
私はTRUE→BADの順で見たので、受けた衝撃がより大きかったように思います。

架谷野家の薔薇薔薇

管理人:ラシさま
使用ツール:吉里吉里2 / 1周プレイ時間:約1.5~2時間
攻略人数:2人 / ED数:6種類+α
※こちらは15推(高校生以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
架谷野家は郊外のそのまた外れに住む吸血鬼ハンターの一家。
長男の阿賀太を中心に、自分達の父親を殺した吸血鬼を探している。
そんな折、アメリカから吸血鬼・ジャルダン公とお付きの魔女らが日本へやって来た。
彼らはこの国のハロウィン騒ぎに乗じて若い女性から血を奪うつもりでいたのだが、
最初に声をかけた相手が何と架谷野家の長女である鞠愛[まりあ](名前変更可)で―?

ローズ・ド・ジャルダン :アメリカに住む吸血鬼公爵。地元で血が飲めなくなり、最近貧血気味。
ダークルル :日本出身のウェアウルフ(多分)。ジャルダン公宅にホームステイしている。
バニラ・ボニカ :ジャルダン公の取り巻き魔女。流行に敏感でスマホも操る。
架谷野阿賀太 :主人公の兄で架谷野家長男。狂気の吸血鬼ハンター。右目を失っている。
架谷野霧秋 :主人公の弟で架谷野家次男。高校を中退して吸血鬼ハンターの道を選んだ。
架谷野十里亜 :架谷野家のママ。外見は無邪気な天使だが、吸血鬼を憎む心は人一倍。



【感想】
★☆☆☆☆ :糖度
★★★★☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

2015年ハロウィンゲーです。
以前からずっと気になっていたサイト様だったのですが、
公開済作品がどれも長編かつシリーズものだったためなかなか着手に至りませんで…。
その点、今作は短編ということで取っ掛かりとしてプレイするには最適でした。
(個人的には「中編」と言ってもいいくらいのボリュームを感じましたがね)

公式サイトやふりーむ!様のDLページ等を見ると一目瞭然かと思いますが、
非常に個性的でインパクトのある作風です。
物語の前半はすさまじいまでのギャグの応酬! ひたすら笑いしかありませんっ。
が、しかし。ここから何故、あれほどまでに凄惨なEDへと行き着いてしまうのか…!?
プレイしていた自分がビックリでしたよ…。
正直、1~2ED見ただけでは意味がよく判らずぽかーん(゜д゜)とするばかりでしたが、
キャラクター達がやたら意味深なセリフを吐くのでどうしても真相が知りたくなりまして。
最後は攻略ページのお世話になりつつ、一気プレイしてしまいましたー。
隠されていた架谷野家の真実には…唖然呆然。
キャラ絵が繊細で美しいからこそ、そして前半であれだけギャグをかっ飛ばしていたからこそ、
その猟奇性が際立っています。各キャラの印象も一変するでしょう。
真相EDまで見た後は是非冒頭シーンを読み返してみてください。
 
戦 慄 が 走 り ま す よ ‥‥‥ !!!!!
 
何気ないあの一文、あれはこういう意味だったのか…!と。

流血描写や怖い・痛いといった表現が苦手な方にはお勧め出来かねます。
痛々しいスチルが表示されたまま延々会話が続くシーンなどもあるので、苦手な方は十分ご注意を。
恋愛的な糖度は低め。でも、(歪んだ)家族愛は溢れんばかり!でした。



■'19年ハロウィンゲーとして続編『架谷野家の薔薇薔薇2』が公開されました。ローズEDの後日談となります。
 現在サイトからDLページへのリンクが繋がっていないため、DLはこちらからどうぞ。

IF ヘンゼルとグレーテル

管理人:からーひよこさま&まめずきさま
←公式バナーが無いので素材をお借りして代用
使用ツール:ティラノスクリプト / 1周プレイ時間:約40分~1時間
攻略人数:2人 / ED数:6種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
家が貧しく、親に森へ捨てられてしまった幼い兄妹のヘンゼルとグレーテル(名前変更可)。
さまよい歩くうちに見つけた“おかしの家”に住んでいたのは、自称・魔法使いの美しい青年だった。

10年後。兄妹は町で慎ましい生活を送っており、妹は16歳の誕生日を迎える。
そこへずっと音信不通だったあの森の魔法使い・アッシュから突然の便りが届く。
懐かしい命の恩人との再会に心躍らせる妹だったが、兄は何故か気乗りがしないようで…。

ヘンゼル :主人公の実兄。冷静で頭が良く、幼少時からずっと主人公を守ってくれた頼れる存在。
アッシュ :森の奥深く、おかしの家に独りで住んでいる魔法使い。人間にトラウマがある。



【感想】
★★★ :糖度
★★☆☆☆ :コミカル度
★★★★☆ :シリアス度

童話『ヘンゼルとグレーテル』をモチーフにした恋愛ADVです。
おかしの家に住んでいたのがお婆さんではなくイケメンだったら―?
なんて、乙女ゲーマーとしては考えただけでワクワクしてしまいますね!^^
お目目クリクリ主人公が可愛いv

兄妹が口減らしのため森に置き去りにされてしまうくだりは原作通りですが、
その後はおかしの家のイケメン・アッシュとしばらく楽しい共同生活を送ります。
決して食べられたりはしないのでご安心ください(笑)
ある程度成長してからは兄妹で自立し、町の人々にも助けられながら穏やかに生活…という設定で、
主人公らにあまり不幸の影はなく。基本的には甘々愛されストーリーですね。
ただ、どのルートを通っても男性陣は2人とも主人公に惚れているため三角関係勃発は必至。
男性側が想いを告げるか否かで作品の平和度がガラリと変わります。
特にヘンゼルルートは、一旦ハッピーEDへ向かっているように思えても
それまでの行動によっては…な展開があるので要注意ですよ!
あの展開は近親ものならではだと思うんですよねぇ。うん、萌える(コラッ)
迎えて嬉しかったのはやはり各ハッピーEDなのですが、インパクトが強いのは断然バッドEDでした。
上記サンプル画像↑が作品の世界観をよく表していると思います。

両親との生活~おかしの家を見つけるまでが結構長めに描かれているのですが、
ここは原作とほぼ同じなのでもう少し簡潔でも良かったかな?という気もしました。
むしろ重要な改変であるアッシュとの生活をもっとじっくり見てみたかったような…。
(ちゃんと回想で語られてはいるんですけどね)
私がプレイしたバージョン(ver.1.0?)では回想機能等に少々不具合が残っていたものの、
ゲームを再起動することでほぼ解決しました。コンプに問題はありません。
(一部回想は見られないままでしたが、そこは本編のセーブデータを利用しましょう)

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