セブンスコート

管理人:ノベクタクルさま

 
内容:ウェブ連動型、純情と絶望のメタファンタジー
使用ツール:吉里吉里 / プレイ時間:約3~4時間 / ED数:1種類


【あらすじ&登場人物】
「エイプリルフールに、新作を出す」

辺境インディーズゲームサイト「ロワイヨムヘブン」の管理人が自身のサイトBBSに発した予告。
果たして当日、新作は公開された。
が、そのゲームをDLした瞬間、管理人とサイトの常連達はRPG的異世界に飛ばされてしまう。
首謀者もその目的も判らないまま彼らはとりあえず“ゲームクリア”を目指すのだが、
そこには隠された衝撃の真実があった―。

ミシェル :主人公。「Dark†Knight」という少々痛いHNで活動するゲーム制作者。人生崖っぷち。
ネリー :「ロワイヨムヘブン」常連の1人。明るく元気だが、無邪気に毒を吐く少女。
メル :「ロワイヨムヘブン」常連の1人。ネリーの兄で、常に妹と一緒。妹をとにかく可愛がる。
ヤコポ :「ロワイヨムヘブン」常連の1人。BBSでは攻撃的で荒らし気質気味だったが…。
イメオン :「ロワイヨムヘブン」常連の1人。主人公にとって何でも相談出来るネット上の親友。
ジゼル :主人公の恋人。彼のゲームに共感し、熱烈なファンメールを送ったのが交際のきっかけ。



【感想】
★★★★☆ :メタ度
★★★★ :展開の衝撃度
★★★★★ :深く考えさせられる度

しばらく更新が滞りまして申し訳ございませんでした。
私がもたついている間にもう6月も目前となってしまいましたが、
も…もう少しだけエイプリルフール作品レビューを頑張らせてくださいっ。

という訳で、こちらは2013年エイプリルフール企画作品です(DLは常時可能)。
分岐のない一本道サウンドノベル。
絵柄も美しいですが、サウンドの美しさはもう格別ですね…。サウンドリスト欲しいっ。
あちこちで「素晴らしい!」との感想を見かけていて、ずっとプレイしたいと思っていた
作品の1つでもありました。
「メタファンタジー」という謳い文句や公式サイトのストーリー紹介だけ見ると
非常にコミカルな印象を受けるのですが(事実、前半はかなりコミカルです)、
中盤から後半にかけて怒濤のようにたたみ掛けてくるシリアス展開がものすごい!
文章も巧みで、あっという間に引き込まれてしまいました…!!
登場人物はそれぞれ圧倒的な存在感を放っていて。
それはとてもポジティブなものばかりとは言えないけれど、
多くの人が誰かに何かしらの共感を抱けるであろう魅力的なキャラクター達なのです。
特に、何か創作した経験のある人にとっては主人公の心情がよく解るんじゃないかな…。
正直、読み終えて清々しい気持ちになれる物語ではありません。「純情と絶望」、まさにそうです。
ただ、あの絶望的な結末の中にも彼(ら)に一抹の救いがあったと信じたい。
心に深く突き刺さるものもありますが、プレイして良かったと素直に思える作品でした。
レビュアーとしてもいま一度気を引き締め直す機会を与えてくれたとも思っております。
ありがとうございました。

キャラクターは同サークル様の他作品からの流用とのことで、そのため舞台設定は現代西洋です。
『霧上のエラスムス -The Erasmus-』とも一部キャラが被ります/人物設定は異なる)
日本の設定だった方がより身近に感じやすかったかなと思いますが、その辺は贅沢言えませんね。
作中に登場する架空サイト「ロワイヨムヘブン」は実際web上にUPされています。
まずはプレイ前にそちらのBBSを読んでみてください。
そしてプレイ後にもう一度読み返すと…行間に隠れたいろんな感情にまた気付けると思います。


霧上のエラスムス -The Erasmus-

管理人:ノベクタクルさま

 
内容:閉ざされた洋館で男女が織り成すサスペンスノベル
使用ツール:吉里吉里 / クリア時間:約2.5~4時間 / ED数:1種類



【あらすじ&登場人物】
「霧の魔女」名義で届いた同窓会の招待状。
かつてエラスムス(留学奨励制度)で共に学んだ仲間達と楽しむ束の間の小旅行――
ただそれだけのはずだった。

しかし道中、男性メンバーが乗った車が襲われる。
次に目覚めた時、彼らは何故か古びた洋館に倒れていた。しかも一部の記憶を失って。
一様に戸惑う彼らだが、そこへ何事も無かったように女性メンバー達が現れた。

これは「霧の魔女」が同窓会のために凝らした何かの趣向なのか?
そもそも「霧の魔女」とは誰なのか――?

メル :主人公。物腰が柔らかく、育ちの良いお坊ちゃん。自分の身の上が思い出せない。
ネリー :メルの妹。エラスムス参加者ではないが、兄を通して皆とは顔見知り。ブラコン。
ネイン :メルと共に館に倒れていた青年。大柄でやや取っつきにくそうな雰囲気。
ポーリーン :場の空気を読まない、ほんわか天然っぽい女性。ネインの婚約者らしい。
ヤコポ :メルと共に館に倒れていた青年。言動がやや大仰なイタリア系。
マリーア :明るく快活な女性。ヤコポとはいい仲だったらしい。彼女も一部記憶が…?
白い髪の娘 :無口で内向的な娘。メルと関係が深いらしいが、メルの記憶にはない。



【感想】
★★★ :展開の衝撃度
★★★★ :緊迫度
★★★★★ :楽曲に聴き惚れる度

「エラスムス」って造語か何かだと思ってたら、実際欧州にこういう留学制度があるんですねー。
ググっている内に文部科学省のサイトまで行っちゃって、ちょっとビックリ(^_^;)ゞ

本作は『ファタモルガーナの館』というシェアゲームの登場人物で構成された、全く別の作品です。
キャラクター同士の関係性など一部設定は引き継いでいますが、
『ファタモル~』が中世を中心とした物語なのに対し、こちらは現代が舞台。
現代物なのに衣装が時代がかっていたり、年齢にそぐわない外見のキャラがいたりしますが、
そこはご愛嬌ですね^^(衣装については作中でうまく説明がつけられていました)
もちろん、この作品のみのプレイでも問題なく楽しめるようになっています。

「霧の魔女」と名乗る謎の人物に招かれ、一堂に会する複数の男女。
その中から1人、また1人と繰り返される血の惨劇。
「霧の魔女」の正体と目的とは果たして……?
この展開、何となくA.クリスティーの名作『そして誰もいなくなった』を思い出しました。
そして最初から登場人物のほぼ全てを出し、物語の伏線のほぼ全てを提示し、
それらが出揃ったところで一気に物語を動かしていく――!
この話運びの手法は『十二国記』等の小野不由美先生を思い出しました。
(比べてどうこうと言う訳ではないので、ど、どうか怒らないで下さいませね~(>_<))
中盤まではとにかく断片的な情報ばかりが多くなり、話の全容は全く掴めません。
なので、長編モノに慣れていない私には読むのにちょっとばかり根気が必要でした。
しかしっ!物語が動き始めてからはそれこそ怒涛の展開で!! まさにジェットコースターの如し。
終盤の連続どんでん返しにも圧倒され、途中からノンストップで読んでしまいましたー!
ラストには予想もしなかった驚愕の真実が待っています。
読み終えた後は「自己」というものを深く考えさせられたりなんかして…。
決して楽しい物語ではないし、絵柄も美しいけど写実的で、間違っても「萌え」系ではない。
ある意味プレイヤーを選びそうな作品ではあります。
それでも、「何故この作品がフリーなの!?」と声を大にして叫びたいくらい間違いのない一級品。
オリジナルだというBGMや歌の完成度の高さにもビックリです…!
音楽による演出効果はとにかく素晴らしく、これぞサウンドノベルの醍醐味!という感じでしたっ。



■全編完全フリー化されました! 以前はシェア版でのみ公開だったCGリストや
本編を裏の視点から描いた『裏の真実 -The side story-』も無料で楽しめるようになっています。


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