彷徨う並行

管理人:めかんさま&前田バルさま
使用ツール:LiveMaker / 1周プレイ時間:約15~30分弱
攻略人数:2人 / ED数:15種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
主人公は見覚えのない部屋で目覚める。
そこはまるで人がいる気配がなく、廃墟のように静かであった。
何故自分がここにいるのか、それ以前に自分は誰なのか何も思い出すことが出来なかった。
不安のあまりに泣きだしそうになる主人公の耳に、誰かの声が聞こえた。
(制作者サイト様より引用)

キンバリー :ふわふわ赤髪の青年。一見気さくだが、短気で感情の起伏が激しい。
シノメ :サラサラ緑髪の青年。淡々とした態度だが、甲斐甲斐しく主人公に尽くす。



【感想】
★★☆☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

EDごとにキャラクターの設定や世界観が大きく変わる、予測不能な乙女ゲームです。
まず、最初の選択肢で攻略対象どちらのルートに入るか早々に決定。
そこまでは非常に判り易いのですが、その後が…その後がっ!
「彼」が次に何をするか、何を言い出すか、終始ドキドキしながらプレイすることになります。
攻略対象2人はどちらもタイプの違うヤンデレ。
ヤンデレでこれをやられると面白さも緊張感もただならないですね…!
もちろん病まないルートも存在しますが、病み率の方が断然高いので心してください。
普段ならシノメのようなタイプに一直線の私ですが、この作品ではキンバリーがかなり好みでした。
あのくっそ面倒くさい性格!(←褒めてる) 判りにくい好意!!(←褒めてる)
その部分はどのルートでもブレていないのが実に愛しいのですよ~。
ちなみに、シノメはシノメで一貫して粘着質(←褒めてる)でした。笑

ED数は15と多め。ただし、そのうち5つは条件が整わないとルートが開放されません。
全て見るためにはまずどちらか1人を集中して攻略するのが近道でしょう。
ありがたいことに攻略メモがゲームに同梱されており、誰でもコンプは可能です。
が、選択肢はそれほど多くないので総当たりでも何とかいけるかと(私は自力でクリア)。
画面右上のランプは攻略対象の「愛情度」を表していて、これがルートの目安になります。
突然もう一方のキャラEDへ分岐する】ルートなどもあったりして、
最後までプレーヤーに気を抜かせない構成がニクいですね!(一部文字反転)

「Extra」にはEDリスト・CGリスト・キャラ紹介・あとがきなどが収納されています。
EDリストの各タイトルをクリックするとそのEDに対する作者様コメントも読めるので、
そちらも忘れずにご覧くださいね。
本編では皆無だったクスリと笑える要素がほんのちょ…っとだけありますよ^^


ツギハギの幸福

管理人:雉野ハチさま
←公式バナーが無いので素材をお借りして代用
使用ツール:吉里吉里2/KAG3 / 1周プレイ時間:約30~50分
攻略人数:3人 / ED数:5種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
主人公・リブム(名前変更可)の母は幼い頃に亡くなり、たった1人の家族である父も今は行方不明。
村医者で隣人のアラネムを手伝いながら父の帰りを待ち続ける中、
主人公は森で記憶喪失の青年を見つける。
すぐ村に溶け込んだその青年と、ある日隣町まで薬の配達に出かけることになったのだが、
彼らを待っていたのは異様な風体の男だった…。

??? :隣町に住み、グレーヴスと名乗る謎の青年。芸術家ということだが…?
アラネム :両親のいない主人公を親代わりとなって世話してくれた村の若き医者。
ロプス :名前以外の記憶を失い、森で倒れていた青年。性格は明るく人懐っこい。



【感想】
★★☆☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★ :シリアス度

タイトルの「ツギハギ」にも繋がり、メインキャラと思われる???さんの姿を
スクショに載せてよいものか迷いましたが、作者様からGOサインを頂いたので掲載致しました。
注意書きに「グロ」とありますが、彼の姿が許容範囲であるなら大丈夫かなというレベルかと。
立ち絵・スチル共に大変美しい作品です!
背景も全て自作のようで、画面全体の一体感が素晴らしいですね。

村での平和なひとときに若干のほんわかさを感じるものの、全体的にはかなりの鬱サイコストーリー。
むしろ、村の描写がほのぼの平和であるからこそ、その後主人公に訪れる悲劇の凄惨さが
際立っていると言いますかね…!
完全なるハッピーエンドはありません。
全てをクリアすると、タイトルの意味が???さんの身体のことだけを示すのではなく、
いろんな綻びをいびつに縫い合わせて出来た「幸福」という布に主人公がくるまれているように思えて。
何とも重苦しい気持ちになりました…。
ただ、個人的には「本人達さえ幸せなら裏の闇なんて見ないフリしてもいいんじゃない?」と
思ってしまうので、(一見)甘々EDには頬を緩ませて頂きましたよ~v
…主人公の目に光が宿ってなかったりするケドね!
全ての謎が解ける真相EDはED5(とそのクリアで開放される小話)になるのでしょうか。
このEDにたどり着くのはなかなか困難でしたが、作者様のpixivFANBOX(サイト内にリンク有)に
攻略ヒントが掲載されています。

物語の長さに対して選択肢は割と多め。セーブ上限数が10と少なく、やや注意が必要です。
ED5攻略が難しかったことを鑑みると、セーブ数はもう少しあると嬉しかったかなぁ。
重要な分岐点はどこか、プレイの際は慎重に見極めて進めてくださいね!

欲とふたり連れ

管理人:あきばれさま
使用ツール:吉里吉里2/KAG3 / 1周プレイ時間:約10~20分
攻略人数:2人 / ED数:3種類
※こちらは15禁(中学生以下禁止)作品です。


【あらすじ&登場人物】
石のような白い目を持ち、“石人”と呼ばれる差別階級に生まれた主人公・オキ。
奴隷市で売られていたところを良家の子息・ミヤコに買われた彼女はその日から彼の下僕となり、
以来ずっとほぼ彼とのみ過ごす生活を送ってきた。
しかし、ミヤコは家の代々のしきたりによりもうすぐ神に“嫁入り”しなければならない。

ミヤコ様なき後、自分はどうすればいいんだろう―…?

ミヤコ :名家のホンケの次男。“嫁入り”に選ばれている立場上女装しているが、性格は暴力的。
サトリ :名家のホンケの長男にして当主。一族の大いなる呪術の力と才覚を受け継いでいる。



【感想】
★★☆☆☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

今作もまた作者様の暗鬱な筆致が織り成す、非常に魅力的な1作となっておりました。
紡がれる世界はどす黒く、しかもかなりエグい描写も含まれているのですが
(表現的にはソフトな方だとは思うものの想像するだに痛ましすぎて…!)、
いつもの作品より少し救いがあったような…なかったような(どっち)。
プレイの際には公式サイトの注意書きをまずしっかりお読みくださいませね。
「ホンケ」というワードが出てくることからも推察される通り、
過去作『ヌシアルハナ・ハルノヨ』とは世界観が繋がっているようです。

何よりまず「何故ミヤコは男性なのに“嫁入り”するの?」という疑問が頭に浮かびますが。
その理由が何とも残酷です。サトリとは双子同士というのがまた酷い。
生まれてきたのが数分遅れただけでこうまで運命が違ってしまうのか…!
ミヤコはスカート(?)穿いて女装してはいますが性格はかなり男性的なので、
普通に育っていたら自分の置かれた立場にいくらでも反抗しそうなキャラなんですよ。
でも、どのルートでも結局はその運命を受け入れてしまっているということは、
幼少時からずっとある種の洗脳を受けてきてもう逆らえなくなってしまっているのかな…。
反面、その鬱憤が主人公に向いてオキは日常的に彼から暴力を受けているのですが、
ミヤコの実情を知ってしまったらどうしても彼を非道な人間と見ることは出来ませんでした。
オキが狭い世界しか知らない純粋無垢を通り越して愚鈍なキャラ、という設定も良かったです。
あれだけの仕打ちを受けてなおミヤコを慕うのは純粋であるというだけでは無理があるし、
ミヤコの境遇をちゃんと理解出来ないからこそ彼の心の拠り所にもなれたのだろうとも思うし。
これだけ異質な世界を描いているにもかかわらずそこに確たる説得力があるので、
やはり力のある作者様だなぁと思います。
主人公には何の才もなく、彼の運命を変えることは出来ません。変えようともしません。
それでもミヤコEDでは「こんな風に人を救うことも出来るのか…」と、ある意味尊ささえ感じました。
EDスチルの2人が幸せそうで哀しい…。

もう1人の攻略(?)対象・サトリは本編では憎々しいばかりのキャラクターですが。
おまけ小話を読んでしまうとこちらも何だか憎み切れないですね…。
せめてED後の主人公が少しでも幸せでありますように。

ナイト・メアリー

管理人:塩路ハルさま
使用ツール:ティラノビルダーPro / 1周プレイ時間:約40分~1時間
攻略人数:5人 / ED数:10種類


【あらすじ&登場人物】
花屋を営みながら、義弟と2人静かに暮らしていた主人公。
そんな彼らの平穏は、義弟がかけられたある“呪い”によって一変する。

―7日に一度、誰かを殺さないと弟が死んでしまう

どんな手を使っても、あの子だけは必ず私が守ってみせる。
悲壮な決意とナイフを胸に、今夜も彼女はその手を血に濡らすのだ。

アルト :主人公の血の繋がらない弟。不幸な生い立ちだが、姉に対しては従順で心から慕っている。
マキ :主人公の犯行現場を目撃した人物。何故か殺人者である彼女を崇拝する態度を見せる。
ルチアーノ :黒い瞳と髪を持つ異国の青年。無邪気な反面、謎めいていて考えが読めない。
カラ :主人公の店の向かいでベーカリーを営む無愛想な青年。主人公とは顔見知り程度の仲。
ジュート :隣町を牛耳るマフィアの幹部。冷酷で容赦がない。カラと面識があるらしい。



【感想】
★★★★ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

作者様のサイト(改装後)からはゲームDLページ(ふりーむ!様)直通になっていたため、
公式サイトへのリンクも貼っておきますね。→こちら

攻略対象多めのものがやりたいなーと思ってプレイし始めたのがこのゲームでした。
同作者様の作品としては先に気になってDLしていたものがあるのですが、
案の定タイミングを逃して未だプレイに至らずで…はい、いつもの事です(泣)
本作は主人公の設定がとにかく重く、また登場人物1人1人にもいろんな裏や過去があります。
それらをぐっと掘り下げればおそらく大長編にもなったであろう世界観でしたが、
かなりコンパクトにまとめられていて私にはとても有難いジャストサイズでした!
それ故の物足りなさと言うか、ツッコミどころがない訳ではありません。
が、あくまで恋愛主体で、しかも複数のキャラシナリオを手軽に楽しみたいという方にとっては
ちょうど良いバランスではないでしょうか。
そもそも、この内容にして何と驚きの全年齢対象! 暴力描写はかなり控えめな部類かと。

攻略男性陣は非常に多彩、かつ魅力的です。
しかも初見の印象どおりのキャラがあまりおらず、変態チック(失礼)に思えた人が案外まともで、
まともだと思っていた人が自ルートでも他ルートでも病みをチラ見せしていたりして。
先の読めない感じが面白かったですー!
EDはそれぞれタイトルに「HappyED」「TrueED」と付けられているのですが、
「それをHappy(True)と言いますか…」と何とも複雑な思いにかられてしまいました。
どれも甘さと苦さ、そして切なさがない交ぜになった結末で、深い余韻が残ります。

システム的には序盤のいくつかの選択肢ですぐ個別ルートへと分岐、
ルート突入後はHappyEDとTrueEDに分かれる選択肢が1つあるのみです。
物語にじっくり集中出来るのが嬉しいですね。
セーブ数が少なくギャラリーページもないため、スチルを見返せないのが少々残念。
華と艶のある絵柄だけに、これはもったいないと思うのですが…っ!><
素敵なパートボイスとムービーも付いています。普通にアニメのOPみたいでビックリしますよ!

innocent white

管理人:むらさきくまねずみさま
使用ツール:LiveMaker / 1周プレイ時間:約15~30分
攻略人数:3人+α / ED数:7種類
※こちらは15推(15歳以上推奨)作品です。


【あらすじ&登場人物】
同じ神族により、長きの間ある地に封じられていた主人公。
その彼女の封印を1人のエルフの青年が解いた。
彼は仲間を皆殺しにされた復讐を果たすため、闇の女神である彼女の力を借りたいと言う。
彼自身の魂を引き換えにして―。

アルジー :セルリアンブルーの瞳を持つエルフの青年。復讐心に燃えているが、根は高潔で純粋。
ベニート :主人公の使い魔。主には従順な反面、目的のためには手段を選ばない。噛み癖がある。
イライアス :主人公の対の存在となる光の神。父神の命により主人公を封印した。



【感想】
★★★★☆ :糖度
☆☆☆☆☆ :コミカル度
★★★★★ :シリアス度

淫靡で、残酷で、崇高で、美しい。
他所のレビューでも書かれていたのですが、まるで神話か何かを読んでいるような壮大な世界観でした。
(神話って実は、愛憎渦巻いてドロドロしていますよね…)
よどんだ腐敗臭と甘美な芳香を同時に放っているような、そんな印象を受ける物語です。

登場人物は全員人外。
そして、あまりまともな性格の人(人じゃないけど)が出てきません…!
そんなおよそ万人受けするとは言い難い作品ですが、一番の魅力はやはり主人公でしょう。
尊き女神であるにもかかわらず、神と呼ぶにはあまりにも強欲で陰湿で。
一言で言えばとても「人間臭い」んですよね。
神としての大きな力も当然持っているので、男性陣に対しては結構やりたい放題。
人間ならば理性や罪悪感が邪魔するような汚い思考や言動がだだ漏れですが、
そんなところにもむしろ好感を覚えてしまいます。
境遇に同情できる余地があるので何となく憎み切れませんしね…。
全く異次元の存在でありながら非常に共感しやすい、不思議な愛着が湧くキャラクターでした。

一方、攻略対象側はというと…
こちらも全体的に狂気めいていて残虐だったり不憫だったりです。
アルジーのように割とまともなキャラもいますが、そんな彼が主人公の闇に取り込まれて
精神も肉体もどんどん退廃していく様はたまらなくエロティック。
作者様の描かれる男性は(女性もですが)何故にこうもセクシーなのでしょうか…!?
先に述べた通り、万人に受けると思える作品ではありません。
ハッピーエンドはほとんどなく艶っぽい展開や痛々しい描写も多め、
それ故readmeの注意書きはプレイ前にしっかり読んでおきましょう。
それでも、嗜好の合う方には是非ともお勧めしたいと思える、美しい作品でした…!

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